January 25, 2012

それが声優!

…という本を買ってみた。

これ同人誌ってやつなんですが、買ったのは初めてだったりする。
漫画好きな私としては以前から興味あった方面ではあるんですが、
それだけに一度手を出してしまうと人生終わるような気がして…

それを今回なんで買ったかというと、
有名な某漫画家さんがTwitterでガチ褒めしてた(ように見えた)
ので、そんなに良いなら1回くらい手を出してみても良かろうと。

で、この作品は、現役のプロ声優が原作で
現役のプロ漫画家が作画という同人誌に非ざるタッグで描かれている
という部分にちょっと異色性を感じたのですな。
(って、今どきそれって多いのか?)

それが声優! (comiczin.jp)

原作は声優の浅野真澄。作画は漫画家の畑健二郎。

画はもうまんまハヤテっすね。うん、ナギがいる。
(てか、さり気なくハヤテがいる…)

そして話作りは、タイトルから予想できる通り
声優という職業の苦労や心理描写に重点が置かれてる感じ。

基本4コマだけど、主人公と思われる3人の声優がいて
彼女たちの苦労や内面やドタバタを描くという筋があり、
4コマを連続させてストーリーを繋げているといった描き方すね。

まえがきにも原作者の浅野さんが書かれてますが
これは主に同業の人が「あるある」と共感できるようなネタかな。

もちろん、声優という職業を知らない人が
こういう苦労があるんだなぁと知ることができる内容でもあるけど。

最近は声優が前面に出てくる機会も多くなって
昔よりはそういう裏方の話も聞けるようになってますけどね。

声優は歌手とは違い、マイクは1人1本ではないとか。
故にアフレコを傍から見るとマイクの奪い合いのように見えるとか。
飲み物に炭酸飲料はダメとか。(ゲップが出るから)
雑音がタブーで腹が鳴るのもダメとか。
そんなときは砂糖をガッツリ食べて腹鳴を抑えるとか。※注1

その手の極端な話はわりと聞く。

ただ、テレビ番組などでゲスト出演して語るほどでもない、
或いは語れない(いわゆるテレビ的でない)ことは見えない。
地味な日常に近い部分についても語られないでしょうね。

そういうアフレコの裏方話を現役の声優殿本人が
ガチで書いているというあたりがこの作品のみどころかな。

あと、ドラマとしてアクセントが必要なところは
4コマをはずして劇的に仕立ててある(描写してある)ので、
漫画作品としてのまとまりも良いと感じました。

この作品はこれから始まる壮大なストーリー(?)の
プロローグ的な位置づけの内容にも思えるので、
大きく展開していくのは実はこれからだったりするんですかね。


いや、最初に同人誌を買ったのは初めてだとかいったけど、
私もまるでその世界を知らないわけでもなかったり。

私は学生時代に漫画研究会というサークル(いわゆる漫研)
におりまして、そこでオタ文化(といっても当時のですが)の片鱗を
おそらくは並の人より多く見てきたわけです。

当時の私は漫画家になるんだZEEEE!と粋がってたもんですが
その漫研でハイレベルな画伯たちが大勢いらっしゃることを知り
「あ、コレ無理だわ」とへし折れてしまったのが今の私death。

漫画が好きであるがゆえに漫研に入ったのに、
その漫研で漫画への意欲を削がれたというのも皮肉な話でして。

一応、漫研員として学祭で出すコピー本とか
コミケとやら※注2に出すオフセット本なんか向けの漫画作品も
わりと楽しんで描いてたりはしてました。最初のうちはね…。

やっぱりプロになる人というのは、情熱が違いますな。

前にもどこかで(ここか?)書いたけど、
才能がある人ない人というときのこの“才能”というのは、
技術的にそれをすることができる能力と、もうひとつ
そのことに対するやる気や情熱を持続できる能力、
この2つが備わってはじめて“才能”がある人なんだと思う。

百歩譲って私に前者の能力があったとしても、
後者の能力が圧倒的に足りなかった。

個人的にはそんなことも思い出された作品でありました。


ただ、これ、同人誌なので
そのへんの本屋で買えるわけじゃないのがアレですね。アレ。
そう、アレなお店に行かないと買えない。

どうでもいいけど、秋葉原、なんであんなんなっちゃんたんだろ。
電気部品の街の面影がもうほとんどないすね。
ああなるのは、別に秋葉原じゃなくても良かったろうに。

そんなことを思わされた今日でもありました…。


  • ※注1  これは声優の千葉繁さんの話。糖分を大量に摂取すると空腹を騙すことができるけど、当然体には良くない。
  • ※注2  コミックマーケット。漫研に所属しながら実は私1度も行ったことがない。

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May 03, 2010

第2期

携帯のアンテナがなくなってた!

ワンセグのアンテナなので、通信には影響ないんだけど
でも、ワンセグが見られなくなってしまったので、いと寂し。

どこで落としたんだろう。。


さて、第1期もいい加減置き場がなくなってきている今、
第2期の話が既に出ていたようで。

藤子・F・不二雄 大全集 第2期速報
(shogakukan.co.jp)

予約特典が何になるかわからないけど、
それが何であろうと私のことだから欲しがると思うので、
全巻予約すると、また5万円とかでしょう。

最近お金がないといいつついろいろ買ってたりするので
(主にPC周辺モノなので経費にできるんだけどね)
何か節約しないといかんなー。

やっぱり、藤子F作品は良いね。

…というと、Aは悪いのか?
という話になりがちなんだけど、そうじゃないですから。

藤子不二雄が合作を解消してから
お2人はそれぞれ別の作家として歩んでおられるわけだから、
あくまで個別の作家としての私の評価なのです。

高橋留美子は良いね!といったら
じゃあ、あだち充は悪いのか?とはならないのと同じで。
それぞれ別の作家ということ。

私は藤子F好きなんだけど、そういえば
その作品のどこに惚れているのか、ということに
今まであまり言及してなかったか。

みんなが認める作品ばかりなので、いうまでもなし
ということもありますけどね。

特に私が感じている良さというのは、
藤子F作品のさり気なさ、素っ気なさ、なんです。

そういう言葉が適当かどうかわからないんだけど、
何というか、話をつくろうとせず、広げようとせず、
言いたいことだけをサラッと言ってオシマイ!
みたいな印象がある。

それは、当時の漫画雑誌で割り当てられていた
ページ数の都合とかもあるとは思うんですけどね。

そのわずか数ページの中で、言いたい要旨を
サラリとまとめるその鮮やかさですよ。

でも、決してテキトーではなく、
その最小限のコマ、最小限のセリフの中で、
そこに表現されていることが率直に伝わる。

これと対照的だと私が思っている作品が、
例えば「名探偵コナン」。

コナンはコマやセリフが多過ぎな感じがする。

多分そのセンスは悪くないでしょうし、
これだけ長寿の作品なので魅力もあるのだと思うけど、
私の個人的な感想として、読んでて疲れるのよね。

推理漫画という作品の性質上、
事件の内容を表現したり、登場人物に語らせたりで
そうならざるを得ないところもあるんでしょうけど、
ちょっと余計なウンチクとか盛り込み過ぎ感もある。

そういうのが好きな人もいるんでしょうけどね。

ただ、それがアニメになると、字を読む必要がないので
普通に楽しめたりしますね。

あ、決してコナンが面白くない、というわけじゃないです。

その描き方や構成が藤子F作品と対照的だという意味で
その引き合いに出しただけですので。

ちなみに、忘れられがちですが、藤子Fさんの作品は
その多くがギャグ漫画なんですよね。

ドラえもんも、いろいろ教訓がある、教育的だ
なんてよく評価されるようなんだけど、
決して教育漫画でも教訓漫画でもなくて
あくまでギャグ漫画。

ただ、ギャグといっても、
ベタに笑わせようとするギャグ、というより、
見て思わず笑ってしまうギャグ、というか、
そこにもさり気なさが出ている。

今さらながらいろいろ書いてみたけど、
まぁ、結局、藤子F作品は面白い、ってことです。


さて、第2期購入に向けて、何を節約するか。

アンテナなし携帯を買い替えようと思ってたけど、
それを我慢すれば、ちょうど折り合うかも。

ワンセグは残念だけど。

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May 17, 2005

ガンダム人気の理由

Gackt ガンダム歌う

GW中にCSでガンダム特集やっていて、
その中でGacktと富野さんとの対談があったんですけど、
Gacktって、結構ガンダムオタっぽいかもなぁと、
ちょっと思いました(笑)

ファーストガンダムって、アニメ作品としてのデキは、
当時のアニメ技術のレベルで考えるにしても、
そんなにヒットするほどの作品か?
と思ってたんですよね。ぶっちゃけ。

当時流行りの、
ロボットモノのひとつに過ぎないんじゃないの?と。

でも、ここまでシリーズをひっぱるだけのタイトル。
それなりにファンを惹きつける何かがあったのだろうと。
それが何なのか?
その対談を見ていて「あーなるほど」と思いました。

Continue reading "ガンダム人気の理由"

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November 27, 2004

ハウルの動く城

観てきました。ハウル。

凄い!素晴らしい!
…というほどでもなかったというのが率直な感想かな。

決しておもしろくないわけではないんですけど、
とりあえず、原作があった割には、
ストーリー性があまりなかったという印象です。
最近の宮崎作品は、
ストーリー性よりも、その世界観を感じろってとこですかね。

一応、話的に着目するところといえば、
ソフィーとハウルの間の心の動きと、
ハウルとカルシファーの関係の謎(?)あたり。
といっても、どちらも最初から見たそのまんまなので、
物語の終盤で「あぁ!」とひざを叩くというよりは、
初っ端からの流れで「やっぱりそうか」って感じで、
そのへんはストレートにいってしまう感じですかね。

これ以上はネタバレになるので、
とりあえず観てない人は観てみてくださいってとこです。

好みでいえば、
私は「千と千尋」の方が好きかなぁ…。

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November 26, 2004

ドラえもん

この第一声はホームページの方にも書きましたが…。
いつかはくるのは分かっていたことなんですけどね。

ドラえもんの声優陣がガラリと変わるそうです。

テレ朝も、まだはっきりとは発表していないみたいだけど、

 ドラえもん(大山のぶ代)
 のび太(小原乃梨子)
 しずか(野村道子)
 ジャイアン(たてかべ和也)
 スネ夫(肝付兼太)
                - 敬称略 -

このレギュラー5役の交代はどうやら確実のようです。
考えてみれば、アニメドラは始まってからもう25年。
みなさんもう70近い年齢です。
そんな方々が子供たちのヒーローヒロインたれるわけですから、
これはそれだけで凄いことだと思うんですよね。

といいながら、正直、最近のアニメドラはほとんど見ていません。
それは、生活に余裕がなくなってきているのもありますが、
作品そのものにあまり魅力を感じなくなってしまっている、
…というのが本音です。

原作者の藤子F先生が亡くなられてからのアニメドラは、
過去作品の焼き直しか、二番煎じでしかない…
こういう議論は、もう散々とある場所でやってきたので、
あえてここでは書きませんが、
とにかく、それを「見たい」と思わなくなったということです。

現状のアニメドラは、方向性が極めて曖昧と感じていました。
藤子F色を残そうとしつつ、新しい要素も入れてみる。
それは、既に藤子Fドラではないのですよね。
でもそうせざるを得ないのは、従来のドラファンを維持しつつ、
これからの新しい世代も取込んでいかなければならない。
おそらく、そんなところだろうと。

今の子供たちは、幸にそんなドラをかなり慕っているようで、
毎年の映画も、そこそこ人気をあつめています。
だから、そろそろ、ターゲットを絞ってもいい頃じゃないか。
そうして、おそらく新生アニメドラは、
これまでのドラとは全く違った方向にいくのではないかと。

私は古くからの藤子Fファンですが、
今回の交代は、むしろその方が潔くて良いと思います。
それはドラえもんじゃない、というものにもなるかもしれませんが。
「ドラえもん」というネームバリューにすがるのは商業戦略でしょう。
それでも、ドラえもんという国民的英雄(?)が生き続けるのは、
悪いことではない気がします。

実際は、
今までドラは、私が本物のドラだと思っているそれは、
もうこれ以上変わって欲しくないんですよね。
大山さんをはじめとするドラ声優陣は、
そんな本物のドラを暖めてくれている人たちなんです。
私にとってはね。

ドラえもんファンのひとりとして、
交代される声優の皆さんには感謝してもしきれません。
アニメの世界で、本物のドラを完成させた偉人たちですよ。
藤子F先生は、あるインタビューでこんなことをおっしゃってます。

---
ある彫刻家が言っていました。自分が作るんじゃなくて、空間にその作品は既に出来ていて、自分はそれを取り出すだけなんだと。ぼくもそんな気がしているんですよ。たとえば、オバQの毛を、最初、モジャモジャ書いていたのは、ぼくがオバQをよく分かっていなかったんだと思うんです。書いてるうちにそれがわかってきた。オバQは本来3本の毛であるべきで、それをやっと正確に書けるようになったということだと思うんです。

ドラえもんにしても、のび太にしても、登場人物が一人歩きするというのは、全くその通りで、収まってみると、彼らは本来そうあるべきだったんだという感じがする。ですから、これからも、彼らの正確な姿を写し取っていくようにしたいと思います。
---

多分、今の声優さんたちは、
かなり正確にドラえもんの世界を写し取ってくれたと思いますよ。
少なくとも、私はそう思います。

25年間、本当にお疲れ様でした。




この記事は[さようなら、ドラえもん]へのトラックバック返しです(TB謝謝)。

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September 20, 2004

あれれ?

アニメの犬夜叉は、先週で最終回だったのか?

録画確認してたら、いきなり最終回スペシャル…。

なんか突然な感じ。視聴率よくなかったのかなぁ。
しかし、年末には映画も出るってのに。
何か、すごい打ち切りって感じがする終わり方。

まぁ、原作はまだ続いてるわけですがね。
でも、その原作も、なんか最近急展開なんすよ。
おそらく犬夜叉のラスボス(笑)は奈落ってやつなんですが、
ほぼレギュラーキャラな奈落の手下が2人、
ここ2、3話のうちにあっけなく逝ってるんですよね。
あっけなくはないかもしれないけど…。

その2人というのは、神楽と白童子ってやつらなんですけど、
神楽はずっと奈落の裏切り行為を続けてたから流れも分かるとして、
白童子は、急に奈落を裏切っていたことが判明して逝かされた印象。

とにかく、
こいつらは最終話近くまでいるだろうと予想された敵キャラが、
回を急ぐかのように片付けられているのがすごい気になる。

原作も、そろそろ最終回なのかなぁ…

こういうときにいつもよぎる不安というのが、
原作者の健康状態なんですけどね。
高橋留美子さんは、まだそんなお歳でもないっすよね!


私(わたし)的にはしかし、
藤子F先生のときの「ねじ巻き都市冒険記」がダブってしまう…。(^-^;

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August 20, 2004

EVA

覚書き。

新世紀エヴァンゲリオン
KIDS STATIONでテレビシリーズ全26話を13時間一挙放送。
8/21(土)夜6:00スタート!

そんなぶっ続けでこの作品見たら頭おかしくなりますヨ…。


ついでに、翌週の土日に映画エヴァ2本もやるらしい。

GINAX20周年なのね。
でも、やりすぎ。

最近、アニメネタ多いかな?

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August 17, 2004

甲殻機動隊

甲殻機動隊のOVAシリーズ16作を、
ANIMAXで9月から毎週金曜に放送するらしい。

見なければ…。
(実は、甲殻は興味はあったけど全く見たことが無い。)

あと、Zガンダムも今月末深夜0時から毎晩やるらしい(笑)

以上、覚書き。

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August 16, 2004

20世紀少年(2)

16巻まで読みました。
まだまだ話は続きそうなので、最終的な感想はまだ控えますが…。

今のところまでの感想を、ざっと。

若干ネタバレなので、本編を読んでない人は、
まず本編を読んでから以下の感想を見ていただけるといいかも。

まず、シナリオに関係ない部分。

・キャラの個性がそれぞれ引き立っていて素晴らしい。
 →キャラがありがちなドングリ状態になっていない。
・しかし“おっちょ”が変わりすぎ。
 →少年時代のインテリ風なキャラが消えてしまってるような。
・ところで天気予報の2人組はどこいった?
 →大人になった2人もチラっと出たけど、あれっきり?
・脇役で登場する漫画家の位置づけがまだ??
 →角田氏とかウジコウジオ氏とか。ウジコは笑ったけど(笑)

で、シナリオ。

・時代の流れと、その時点での設定がよく作りこまれている。
 →あれ、そうだっけ?と戻って読み直してみても確かにそうなっている。
  つまり、よく読んでおけば、後の展開の伏線を読み取れる流れ。
・実際あってもおかしくなさそうなくらいリアル。
 →今の日本政府がかわいくさえ思える…(笑)
・1970年の万博って、そんなにすごい熱だったのね。
・まさに謎が謎を呼ぶ展開。
 →話が終わったと思ったら、それは次章の始まりだった…
  という展開の連続で話がどんどん拡大しているような。
  こりゃ30巻くらいいくのかしら??(笑)

全体として、やっぱり私の子供時代とダブる舞台設定で、
それがなお話にハマってしまう理由だったりします。
1970年の万博は知らないんですがね。(年代的に)

なんというか、私の興味のあるツボをプスプス刺してくるというか。
そういえば、子供時代、意味不明なあだ名をつけてたなーとか。
月の石はニセモノなんじゃないかとか。
何のパロだか分かりやすいウジコウジオなんてのが登場してきたりとか。
でも、作中ではハットリ君とは何も関係ないしみたいな。

実は、学生時代、私も漫画を描いていた頃にですね、
ハットリ君のお面をかぶったキャラを主人公にした話を描いたことが
あったりするのよねー。
まぁ、ギャグ漫画なので、全然関係ないんですが。

ハットリ君のお面かよ、オイ!

と、初めて見たときは思ったね(笑)


ということで、読んでない皆さん、読むべし読むべし。

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August 12, 2004

20世紀少年

ええー。きましたよ、やっと。
20世紀少年、1~16巻。

まだ読み終えてませんが…。

この作品、
実はもっと前にその存在を知っていたんですけど、
前というのは、もうスピリッツに連載開始される前にね。
そのときの私は、
同じ浦沢直樹さんの「MONSTER」という作品を
単行本で読んでいた最中で、
そんなときに、何気にコンビニで手に取ったビッグコミックで
浦沢作品新連載!という触書を見たんですよ。

確か、そのときMONSTERの方もまだ完結してなかった…。

つまり、浦沢さん、
2つの連載作品を同時に描いてたわけですね。
(他にも描いてたかもだけど、知る限り…)
そのパワーだけで恐れ入ったもんですが。

正直、その新タイトル、「20世紀少年」
というのが、あまりパッとしなかった、というか、
読みたい!と思うようなタイトルではなかったんですね。
予告広告の書き下し見ても、本当にガキんちょ数人が
「おい、こっちきてみろよ」
みたいなセリフ吐いているだけで、
どうにもズッコケ3人組とか宗田理の7日間戦争あたりの
二番煎じか焼き直しじゃないか的な匂いが漂っていて、
早々に読もうという気にはならなかったわけで…。

まぁ、MONSTERだけでおなかイッパイだったってのもあります。

ただね、
MONSTERやマスターキートンの浦沢さんのことだから、
この作品もきっと奥が深い話のつくりになっているんだろうなー
という期待はあって、
MONSTERが終わってから、次はこれを読もうと、
常々思ってはいたわけです。

あれからもう何年だ(笑)
もう16巻まで出ちゃってますよ。

ということで、今ようやく購入に至る。


なんというか。
大抵、漫画の連載作品というのはイキアタリバッタリ型というか、
連載しながら先の話をつくっていくというやり方になると思うんですが、
この作品は、それを感じさせないというか、
本当にもう最後まで話は作りこまれているのかもしれないけど、
既にシナリオは出来上がっていて、
それを小出しに毎回の枠の分だけ明かしていく、というような、
そういう筋書きなんですよね。

というか、話のしょっぱなに、既にあの少女が登場しているとことは、
やっぱりもう筋書きは最初からできていたのかな…。
そうでなきゃ、同時に連載2つなんて描けないかもしれませんね。

とにかく、内容はよくできてます。
私が批評してもしょうがないんですがね。
これでももともと漫画家志望の学生で、
まさにこういう作品を描きたい、と思ってましたから。

ただ、私の場合は絵が下手でねぇ…(汗)
浦沢さんは、絵も激烈にきれいだもんね。
それでこの話のつくりの完成度ですよ。
三谷幸喜さんがああいうのも頷けます。

とりあえず、今読んでるところまでで感じていることを。

正義とは何か。ものごとにいい、悪いなんてあるのか。
今見ているのが本当に現実か。
今信じているものを本当に信じて良いのか。
その根拠がどこにあるのか。
そして、現実とは何か…。

内容的に、かなり懐かしい部分もあるんですよね。
1970年代のある人たちの少年時代がキーになる話なんですが、
その頃の背景というのが、
私の少年時代に当てはまる部分が多分にある。
実際には、私が同年代だったのは1980年代なんですが、
手製の秘密基地、銀玉鉄砲で戦争、
あと、夏休みに、
学校からそこへ行ってはいけないという場所があって、
私たちは当然のようにそこへ行ってみたりしていたこととか…

時代背景の描画も凄く忠実で、リアリティが増している。

この漫画の触れ込みが「本格科学冒険漫画」とあったんで、
その「科学」という部分が気になって読み始めてみたんだけど、
その意味では、これは「科学」って感じではないですね。
まぁ「科学技術」ってことでは科学かもしれませんが。
理論的なというか、もっとハードSF的な内容かと思ったけど、
そういう攻め方ではないです。
しかし、その期待を裏切っても面白さは余りある話の内容。
(あえて「科学」なんてつけない方が良かったんじゃないか?)

純粋にフィクション作品として凄いです。
(フィクションじゃないかもしれないと思うくらい…)
「凄い」という言葉で表現してしまうのが勿体無いくらいイイ。
メッセージ性もあるし、いろいろ考えさせられる内容です。


さて、これ読んだら、実家へ旅に出ます。
今回も荷物(ほぼゴミ)が山のようにあるので、
それらを車に満載して帰るわけですが…(笑)
(もう実家は物置と化している)

続きの感想は、
またこちらへ帰ってきたときにでも書くとしましょう。

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