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February 22, 2012

無駄な会議

Twitterで拾ったネタですが…

チーム内でやる進捗会議はムダ
(agnozingdays.hatenablog.com)

社会で行われている“会議”とされるものの8割は無駄!
…というような話も昔聞いたような気がしますが。

チームで行うソフトウェア開発におけるそれは
多くの場合、わりと大きな意味を持っていたりします。

自分たちはこれから何をつくるのか?

まずそういう根本的なところが統一されていないと、
最終的な出来上がりが酷いことになる、なんてことは
この業界でやっている人なら痛いほどわかるでしょう。

とはいえ、やらなくても良いだろうという打ち合わせも
率直に言って実は結構多いだろうと思う。

そのひとつが、
上記記事でも槍玉に上がってるチーム内の進捗会議。

スケジュールやマイルストンを立てたり、人繰り調整したり
仕事量の分散やメンバの進捗を管理するのは
プロジェクトリーダ(PL)なりマネージャ(PM)がやれば良いこと。

別にみんなが把握してる必要ないことでしょ?って話。

開発メンバがそれぞれ把握してないといけないのは、
ソフトウェアの要件であり仕様であり実装すべき機能です。

それを決めたり意識統一を図ったりする打ち合わせは
ものづくりをする上でもちろん必要。

でも、進捗に関する話を全員で集まってやる必要はない。

それはPL(PM)が各メンバの負荷や状況を把握して、
それをPL(PM)が対メンバでやっていけば良いことでしょう。

そして、その状況はグループウェアなりトラッカーなり
全体回覧できるような手段で知らせておけば事足ります。

ある程度大きなプロジェクトであれば、
PL(PM)ひとりが全体をみることが困難になってきますが
大規模になれば大抵小割りチームをつくるでしょうから、
そのチームごとのリーダを設けてリーダ会議をやればOK。

開発メンバは、基本的には自分に割り振られた仕事を
いつまでに仕上げれば良いか、を知っていれば良い。

それが無理そうだったり余裕だったりということは
個々でPL(PM)に伝えて、あとはそのPL(PM)が調整する。

問題把握も、基本的にリーダーが把握してれば良い。
当然、リーダーは問題解決にあたらないといけないけど、
それは基本的に開発メンバ個々の仕事ではない。


ただし、ここ重要ですが、その前提条件として
PL(PM)は、そのプロジェクト管理以外の仕事をしないこと。
PL(PM)が開発とかテストとか実務をやっちゃダメです。

人手が足りなくなったり、PLが開発者上がりだったりすると
そのPLまでが開発やテストに入ってくるケースも
私の経験上多々あったんですが、大体うまく回ってません。

PL(PM)はプロジェクト管理に専念する、というのがキモ。


まぁ、会社方針とかISOとかでやらにゃならん
ということであれば、百歩譲って週1がいいとこでしょう。
毎日は……あり得ない。

むしろ、(ほぼ)毎日進捗会議やってるようなプロジェクトで
それが上手くいってるようなケースがあるなら、
その会議でどんな話をしてるのか、非常に興味ありますね。

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February 17, 2012

維新八策

「維新八策」に反発も評価も 中央政界 反応さまざま
(tokyo-np.co.jp)

ということで、私の独断と偏見による個人的な賛否。

○統治機構改革

・国と地方の関係見直し。融合型から分離型へ
・都市間競争に対応できる大都市制度の構築
・地方交付税廃止と地方共有税創設
・道州制
・参院議員と地方首長の兼職、最終的に参議院廃止

要は、地方にもっと権限をクレってことなのか。

道州制は、税収の多い都市部は有利だけど、
税収の少ない辺境地方はきっと厳しいんですよね。
地方交付税にはそれを均す役割もあるわけで。

対案になってる地方共有税とやらがどんなものか。
地方死亡防止のつっかい棒的な制度ってことかな。

身の丈に合った生活圏が構築されるかもしれないけど、
余程上手くやらないと地域格差は広がりそうですな。

最後の、参院議員と首長兼職というのはいらない。
てか、参議院いらない。ダイレクトに廃止でOK。


○財政改革

・国会議員の定数削減
・政党交付金の削減

これは賛成。

半分居眠りしてるような議員は税金の無駄遣いです。
今の議員は特に仕事してないのに何となく当選してる。

てか、国を背負ってることに対する危機感がない。
その意識改革をする意味でも数を減らすのは効果的。

政党交付金は裏金防止という建前があるみたいだけど、
じゃあ公式ならいいのかという話。

議員先生たちはただでさえ優遇されているのだから、
政治資金なんてものは自前で積み立てればよろしい。


○公務員制度改革

大阪府職員基本条例に沿った改革

これは、橋下氏がよくいってるアレですね。

職員の給与制度や採用方法、人事評価方法などの改革。
あとは天下りの廃絶などなど。

地方公務員にとっては、評価は厳しくなるし、給料が減るし、
退職後も普通のサラリーマンと同じ感じになっちゃうよー
…と、ええことナシですが、私はそれで良いと思う。

そもそも、公務員が民間より優遇される理由はない。

それは、公務員だから…というのは理由にはならなくて、
こういう仕事をしているから、と、その仕事内容を評価して
その職が優遇されるべきか決められるべきです。


○教育改革

・教育委員会制度廃止を含めた抜本的改革
・自治体ごとの教育行政制度の選択制
・大阪府教育基本条例に沿った改革

学校の職員(教員)にも上司部下の関係をつくるべき
というようなことを橋下氏はよくいってるけど、
職場に上下関係をつくることによる弊害はわりと大きい。

ペーペーが最初からデカい顔してるのも問題だけど
下が上から抑えつけられて萎縮するリスクもあるので、
そのへんはしっかり研究した方が良い。

ただ、指示系統を明確化するということに関しては、
教育現場を改革する一定の意味はあると思います。


○社会保障制度

年金の積立方式と掛け捨て方式の併用

年金制度は廃止で良いです。

今のペースで少子高齢化が進んでいくと、
年金制度が破綻するのは火を見るより明らかで、
今後は個人が自己責任で積み立てる方が良い。

そうすれば、今まで年金へ回っていた資金は
民間の金融機関や保険会社に流れるのではないか。

国の負担も減るし、民間に流通する資金も増えるしで
実は意外と悪くない展開になる気もしないでもない。

とりあえず、掛け捨てはないわ。
それならその金を個人年金や運用に回しますよね。


○経済政策と税制

徹底した規制緩和による新規参入の促進

このへんは、小泉政権時の竹中氏に勘を得た感じか。

この政策はある程度実証実験済で、
その良いところと悪いところもわりと明確化している。

良いところは、資金さえあれば事業がどんどん伸ばせる。
逆に、資金がない事業はどんどん先細りしていくので、
経済格差が広がりやすいというのが悪いところ。

規制緩和をすると、中小事業者が新規参入する前に
大企業もその市場にテコ入れしてくることも多くなるので
結局は弱肉強食ということになりやすいのね。

これは資本主義では至極当然の成り行きなんですが、
大企業に潰されかねない中小の経営者は
国はもっと我々を守ってくれと主張するわけです。

政治がそのへん調整するにはかなりパワーが必要。


○外交・防衛

・日米同盟にオーストラリアを加えた軍事再配置
・日本全体で沖縄の負担軽減

オーストラリアを巻き込もうというあたりは
明らかに仮想敵国として中国を想定してますね。

沖縄の負担軽減については、自民も民主もその他も
みんな口を揃えて昔からずっといってること。

このへんは今(まで)とそう変わらない。
この件で問われるのは実現できるかどうかという点。


○憲法改正

・改正要件を3分の2から2分の1に緩和
・首相公選制

3分の2はそのままでいいかな。

憲法は、そこまででないと変えられないものであるべき。
将来、本当にその改正が必要だと思われる日が来れば
議員の3分の2は賛成するでしょう。

首相公選制は、どうだろ。

もしそうなったら、芸能人上がりの首相が多くなりそうな。
橋下氏も、東京の石原氏も、ある種芸能上がりだしね。

しかし、だからといって今の政治家たちの中に
首相に相応しい人がいるだろうかというと、これがいない。

ただ、短期的な世情だけでトップが決まるのもマズイし、
じゃあ、この国の国民が長い目で人選できるかというと
なかなか難しそうであると。

いろんな意味で、公選制は痛し痒し。


とりあえずざっと見た感じ、これはアメリカンだなーと思った。

いわゆる既得権益の排除にはある程度効果ありそうだけど、
こういうのがこの国に合うのかどうか…ですな。

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February 15, 2012

電子掲示板文化

唐突ですが、私は2ちゃんねる(2ch)の雰囲気が好きです。

これには、「何で?」「あんなところが?」と思われそうですが、
あの、礼節とか、上下関係とか、世間体とか、気遣いとか
そういったものが微塵もないストレートな感じがむしろ清々しい。

いつか、マスコミで「便所の落書き」などと揶揄されていたけど、
人間の心の中なんて大体あんなものだと思う。
まぁ、生理的、物理的な老廃物を出す所が便所だとするなら、
心の捌け口も便所ということで、それはそれで言い得て妙かも。

人は、実際に接すると、ほとんど自分の本性は見せないものです。
これは相手を気遣うというより、自分が周りに悪く思われたくない、
要は嫌われたくないからで、このことがお互いの気遣いとなり、
それは多くの場合、その場のコミュニケーションを円滑にする。

日常においてある程度の礼儀、礼節は必要なのは確かですが、
実のところ、それはその人の“見せかけの姿”だったりします。

「ありがとうございます」や「申し訳ありません」などの言葉と、
その人が実際に心の中でどう考えているかは別であるということ。

お礼や謝罪の言葉は、人と接する以上は必要なものだけど、
あまり過度になると逆に白々しくもなる。

話を戻すと、2chの書き込みにはそういったものがほとんどない。
何かを教えて欲しい場合でも「教えろゴルァ」的なノリで、
これはむしろ2chではそうあるべきだ(かぶってんじゃねぇよ的な)
というような空気さえある。

そこには、不謹慎とか、KYのようなものもない。

例えば、昨年春の大震災で大勢が被害に合ってる最中にも、
それをネタとして書いてしまうような人も結構いたと思う。

あと、誰か有名な人が亡くなったニュースなんかがあっても、
ご冥福を云々などという書き込みはほぼ皆無で、
どちらかというとネタ化される方が多い。…だが、それがいい。

何かを不謹慎だという気持ちは、ある程度歳を重ねている人なら、
自らも何度か“別れ”ということも体験しているだろうし、
そのことによって周囲の人がどういう気持ちになるかということも
およそ理解できるようになっていると思う。

そういう人が他人の不幸を笑うことを不謹慎だと思うのは自然。

ただ、まだ年端もいかない(10数年程度しか生きていない)若者が
そういった感覚を持つかといえば、実際ほとんどないと思う。
特にそれまで一度も不幸がなかった人のお悔やみなんてのは、
身も蓋もない言い方をすれば、単なる同情でしかない。

これは他のことにも大抵いえることで、わかった風な口をきくというか、
よく知りもしないのに、或いは本当はそんなこと思っていないのに、
そのようにいわなければ、振舞わなければならない。

日々人と付き合っていかなければならないリアルな場においては
どうしてもよそ行きの仮面をかぶらざるを得ないのであって、
それは表現にとって、ある種の壁であると思う。

そういうものがガサッと取り払われた2chという場について、
私はわりと好意的であるということなのです。

ただ、誤解のないようにいっておくと、これは
そこに出没する“厨”や“DQN”が好きだ、といっているのではない。
あくまでコミュニティ(場)としての話だということですよ。

広く公開されている場には、いろんな輩が出入りするようになる。
それについてはリアルもネットも変わりません。

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