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November 28, 2009

高過ぎる目標

やばい。これ。虫歯かもしれん。

COP15目前、各国の温室効果ガス排出削減中期目標
(afpbb.com)

CO2排出量削減について
各主要国、経済圏が軒並み目標を打ち出しているようです。

で、日本ではあんまり注目されてないかもしれないけど、
中国もCOP15(気候変動枠組み条約第15回締約国会議)に
数値目標を提示して参加を表明しました。

アメリカも2005年比で17%削減という数値目標を示したので、
これで世界最大のCO2排出国と2番目の排出国が
相次いで温暖化対策に乗ってきた、という格好になったと。

いやぁ、良いことだね。

って単純に喜ぶところじゃないってのが、今回の話です。

今回、中国が示してきたのは、1990年比とか2005年比などの
確定している排出量に比較した削減目標というのではなく、
GDP単位あたりで2005年比40~45%という数字。

すごく、わかりにくいです。

GDPというのは、その国がある一定期間に稼ぎ出す価値のこと。
中国の目標というのは、仮に、1ドル稼ぎ出すのに
2005年は1トンのCO2を排出していたとするなら、
2020年にはその45%の0.45トン減らした0.55トンにしますよ!
といってるってことなんですね。(数字は簡単の為に適当)

ほほう、そりゃすごい。と思うのは早計で、
中国というのは、近年急速に経済成長を続けているので、
GDPもかなり速いペースで伸びていて、2020年にもなれば
2005年比にすれば3倍程度にはなるとも予想されてる。

もし、2020年のGDPが2005年の3倍になってるとしたら、
2005年に1ドルあたり1トン排出しているとする場合、
それを維持するだけで、2020年には1ドルあたりその3分の1
つまり約0.33トンになるので、0.55トンは余裕でクリアです。

実際は、今の排出量を維持して3倍もの経済成長をする
なんてことは、まぁほぼ無理ではあるんですが、
それでも、機械やあらゆる生産のテクノロジーは
今後どんどん高効率なものにリプレースされていくだろうし、
これからの中国なら十分達成可能な数値でしょう。

というか、0.55トンをクリアしても、
GDPが3倍になれば1.65トンになって、CO2の排出量自体は
今より増えても良いという計算になるのね。

# 計算あってるかな。まぁ、いいたいことはわかるよね。

米国の打ち出した17%削減という数値も、2005年比です。
つい3、4年前の排出量が基準なので、1990年比でいうと
およそ3%程度の削減量になると換算される。

そういえば、ロシアが日本(鳩)と同じ削減目標を、
つまり1990年比25%削減とかいってたっぽいじゃないか?

そうなんだけど、ロシアはもともと生産量が低くて、
連邦全体で25%削減するというのは全然余裕なんですよね。
そりゃ生産活動が小さければ、出るCO2も少量です。

EUも1990年比で20%削減といってるけど、
あれはズルくて連合国全体での目標になってる。
しかも、後からEUに加盟した国(既加盟国より排出量小)の分も
しっかり計算対象になってる。

最近は30%に引き上げてもいいんじゃないの?
という声もあるようで、EUはそれだけ余裕があるってことよね。

つまり、中国も、米国も、ロシアも、EUも、
みんなちゃんと現実的な(十分達成可能な)数字を出してる。

そこへきて、日本(鳩)の乱心ですよ。

鳩山さんは、「他の主要国の意欲的な合意」があることが
それを実行する際の条件だといってるけど、
今回の中国と米国が、たとえ低い目標だったとしても
COP15参加したことで、国際社会は「その条件は達したでしょ」
っていうでしょう。

ここで、いやお前らの目標は低いからオレっちもやらねー
なんていったりするのは駄々っ子です。

実質、これで日本は退路を断たれたことになる。

もう、どうあっても25%削減するしかない。
でないと、国際社会に対して大ウソぶち上げたことになる。

まぁ、今まで関係ない顔してた米国や中国が
環境対策にも目を向けだしたというあたりは一定の進歩だし、
環境の為に目標を立てることも全く悪い話ではないんだけど。

それにしても、達成可能な目標を立てることと、
不可能だけど大見栄を張るのとでは、だいぶ意味が違う。


ちなみに、GDPの話でいうと、
同じGDPを生み出すのに排出しているCO2の量というのを、
試しに、2007年のデータで計算してみる。

IEAの資料[PDF] によると、2007年の世界のCO2排出総量は288億トン。

その内訳が下記。

  • 米国 57億トン、GDP 14.1兆ドル → 1兆ドルあたり、4.04億トン
  • EU 39億トン、GDP 15.1兆ドル → 1兆ドルあたり、2.58億トン
  • 日本 12億トン、GDP 4.4兆ドル → 1兆ドルあたり、2.72億トン
  • ロシア 16億トン、GDP 2.1兆ドル → 1兆ドルあたり、7.62億トン
  • 中国 61億トン、GDP 7.6兆ドル → 1兆ドルあたり、8.03億トン
  • インド13億トン、GDP 3.1兆ドル → 1兆ドルあたり、4.19億トン

GDPがIMFの資料と違ったりしていて不正確かもしれないけど、
IEA資料に書かれているGDPをそのまま使うとこんな感じです。

大体、日本とEUは同じような割合で排出していて、
米国とインドは日本の1.5倍、ロシアは2.8倍、中国は2.9倍。

数字だけでみると、同じGDPを稼ぐのに
中国は日本の3倍近いCO2を排出してるという計算ですな。

EUは単位GDPあたりのCO2の排出に関していえば日本と同程度。
実は、もうちょっと以前は日本の方が少なかったようで、
つまり、日本を追い上げ、追い越したということですかね。

で、ここから、1990年比で25%削減ですよ。

現状も、日本の生産量:排出量の比率は、まぁ決して良くはないけど
世界の他の経済圏と比較すれば、良い方といえます。
とりあえず、ズルっこEUと張れる数字であることは確かです。

かつ、エコ技術に関しては、日本は世界でもトップレベルです。
民間企業も、何とかCO2の量を抑えようと努力してます。

決して何もしてないというわけじゃない。

この上となると、政策としては

全ての家庭に太陽光発電を設置(しかも強制)。
HV、EV、或いは相当のエコ車以外は使用禁止。
建築基準も、一定基準を満たす断熱加工が必須。
テレビ、エアコン、冷蔵庫は全てエコ対策必須。

とか。

こういう政策で望みが持てるとしたら、
今よりさらにエネルギー効率の良い素材や家電など
いわゆるエコ製品というのが要求されてくるだろうから、
その需要がグリーンニューディール政策のような効果を
生むんじゃないか、という期待。

しかし、その基礎研究や開発をしようにも
科学技術分野の育成や研究開発にあてる予算も出したくないようで
そういうこともして欲しくない、というように見える。

何というか、ちぐはぐなんですよ。

本来、エコ活動というのは推進すべきものなんだけど、
目標を打ち立てて、ようし、それに向かって頑張るぞ!
となってないのは何故なのか。

国際社会からは鳩山氏は誉められまくってるようだけど、
一方国民はというと、彼に続け、一丸となっていくぜ、
とはなってなくて、どちらかというと「ええーっマジで?」
というような雰囲気になってる。

その理由は何なのか。

そこを政治家が、そして首相自身が理解してないようでは
今の政権の先行きも知れてます。

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November 23, 2009

無駄無駄無駄無駄

山Pのバカヤロー!


どうやら、あの事業仕分けの結果はやっぱりマズいってことで
次世代スパコンの予算が復活しそうな雰囲気ですね。

まぁ、あれをムダだと切って捨てる人ってのは
九分九厘「すぱこん?しーぴーゆー?何?」って人じゃないか。

科学技術系の研究開発というのは
確かに庶民の生活には直ちに関わってこないものであって、
そんなよくわからないことに振り向ける金があるなら、
医療や福祉などの方向へ当てた方が良いという話になりやすい。

でも、それって多分次元が違う話だと思うんですよね。

そもそも、人が生きていく、という意味を考えたとき
ただ生きて、子供をつくってるだけなのが人なのか、
さらに知見を広げて文明を発展させていくのが人なのか、
他の動物と人が違うのはそこらへんじゃないか。

ってのは、まぁ極端な話ですが。

政治的な話になると、科学技術関連の予算は
一度つくとなかなか剥がせないものになって
いわゆる“聖域”になりやすいという噂もよく聞くけどね。

そういうことは、事業仕分けということとは別に
ちゃんとその分野を理解している専門家を集めて
しっかり調べて、議論して、規制すれば良い。

確かに、あからさまに無駄な予算もありますからね。
(それがどれだとはいわないけど。)

今回、スパコンの他にも、
GXロケットの開発とか、地域科学技術振興とか、
大型放射光の施設(スプリング8)とか、
感染症対応の国際拠点をつくる事業だとか、
高速増殖炉の研究施設とか、
他にも、科学技術関連の育成事業の予算が
廃止、縮減、或いは見送りなどになっている。

育成はともかく、これらの必要性を理解するには
ある程度専門的な知識が必要と思われるんだけど、
今回の仕分け人なり府省の説明担当者なりが
それらの内容についてどれだけ理解しているか。

どう考えても、シロウトが判断できる内容じゃない。

そもそもこれらが、たった1時間で成否を分ける
事業仕分けの対象事業として選定されることが
間違いだと思うんだよね。

国民の視点、生活者視点でみれば、
そんなもん大概なくて良いに決まってるでしょう?

例えば、次世代スパコンひとつ例にとっても、
それによって、宇宙の進化シミュレーションが
従来と比較にならない精度で実施できるんですよッ!

なんていっても「は?それで?」っていわれる。

とっても重要なことなのに。

宇宙物理などに限らず、医療分野に応用可能な
遺伝子工学とかナノテクノロジーとか、
とにかく膨大な計算量を必要とするシミュレーションを
行うような分野では、使い道はいくらでもあります。

そして、これが他国任せでは、
日本の科学技術は置いてけぼりですからね。

2002年時点で世界最速だった地球シミュレータでさえ、
いまや世界のランキングでは31位まで落ちてます。
ちなみに、1位はアメリカのオークリッジ研究所。
中国の国防科大でも今や世界5位。
日本は中国にさえぶっちぎられてる有様です。

あと、GXロケットが使い道がないってことで廃止になってるのは、
これは専門家の間でもいろいろと疑問の声が出てたので
まぁしょうがないかなぁ、という気はしてるんだけど、
こないだH2Bでの打ち上げに成功して万歳したばっかりの
HTVの開発予算まで削減されたのは、どうなのよ。

とにかく、今の政治をみてると、この日本を
発展途上国に押し下げようとしているようにしか見えない。

# というか、一体何をやりたいのかさっぱりわからない。

巷でもいわれてますが、今でさえ
優秀な日本人技術者はどんどん海外へ流れているのに、
こんなことやってたら、この流れにさらに拍車がかかる。

今の政権がそれを望んでいるってことなら
問題はまた別の話になってくるんだけどね。(売国党ですか)


てか、国の話ばっかりじゃなくて、
私自身の予算編成もムダが多いんだよなぁ。

でも、ゲーム買う予算だけは切れないんだ。聖域なんだ。
(↑これがムダ)


もうね、何が腹立つって、この3連休連日
山Pとやらが横浜アリーナでコンサートしてやがったんですよ。
そうなると、この街でご飯が食べられなくなるんですよッ!
(どの店行っても超満員)

仕方なしに、今日は家からちょっと離れたところにある
牛丼屋にわざわざ車で行ってたんだけど、
久々に車運転したら左足がつったんですよ。

MT車だからクラッチ踏みっぱなしですよッ!
このまま事故るんじゃないかと一瞬覚悟決めたよッ!

それもこれも山Pのせいだ。くそう。


…すんません。ただの運動不足です。山Pは悪くないです。

でも、3日全部コンサートやることないと思うんだ。
せめて前半2日だけとか。別にいいんだけどね。いいです。
こんなこと文句いってるの、多分私だけだし。

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November 16, 2009

こないだ買ったばかりの液晶ディスプレイなのに、
もう1ドット線が入ってやがんの。

ま、別にいいけどね。やっぱ安物はいかんすね。


晩秋恒例、電車で物想いに耽るシリーズ。
(何だそりゃ)

最近の私の中のトレンドは“個”です。

“個”ってのは、複数ではなく、単一のそれです。

でも、複数という概念がなければ
個という概念もまたないのではないか?とか
いや、個があるからこそ複数の概念があるのだとか
いろいろあるが、そんな話はとりあえずどうでも良い。

よくないけど、話が進まないので。

“個”というのは、本当にあるんだろうか?
というのが主題であります。

そんな大仰な。

いや、実際、孤独、孤立、単一などといってみても、
みんな物質でできているという前提に立つならば、
どの個も根本は同じようなものであるはずなんですよ。

同じような、というのは、
当然、犬と猫は違うし、人と人でも違うんでしょうけど、
そういうマクロなものは違っても、ミクロな部分、
つまり、素粒子やそれ以下(があるとすれば)まで
どんどん分解していくと、みんな同じなのです。

それらは、当然孤立して存在することはできなくて
お互いに何らかの影響を及ぼしあっている。
その結果として、マクロな物体なり物質なり、
生物なり、無機物なり、星なり、光なり、エネルギーなり
そういうものどもが立ち現れているということ。

何というか、宇宙も地球もひとつの世界の中の事象で、
喩えるなら、海に浮かぶ孤島なり大陸なりは
それぞれ海によって隔てられていて
いかにも“個”として存在しているかのようだけど、
その海が干上がってみれば、実は一枚岩という感じ。

何でこんなことを考えるに至ったかというと、
ウトウト居眠りをしていて、うっと気づいた自分が
一瞬自分でないものに感じた、というか、
いや違うな、何でこの自分に戻ってきたのか?
みたいな感覚になった瞬間があったのですな。

すぐに現実的な(正気の?)意識が支配したんだけど、
今の感覚はちょっと面白いぞ、と。

別に狂ってないですよ。多分。

自分、というのも、個ですよね。
で、この自分というものほどおかしなものはないですよね。

自分にとって、それに代わるものはない。
どうしても代替が利かないものであると同時に、
もし代替したら、きっとそれは自分ではなくなる。

仮に、全く同じ物質構成の人間がもうひとりいたとしても、
それは自分ではなく他人であろうと予想される。
これは何も同じ背格好の人間でなくとも、
他人というものに対して同様に疑われる問題です。

他人は他人で、自分ではないもの。

でも、それは本当にそうなのか?ということ。

自分にとって、世界は自分の中の認識であり、
それ自体が自分という意識の中に立ち上がっているもので、
つまり、自分にとって世界=自分なわけです。

生まれたばかりの子供は、そう感じているんじゃないか。

人は成長すると、だんだん分別というものがついてきて、
自分と、そうでないもの(他者)があるということを
徐々に理解し始める。

のだけど、その他者というのは何者なのか。
そもそも本当に自分以外のものなのか、ということを
ほとんど疑問に感じないことの不思議さです。

後天性の学習による認知であるといえど、
ほとんどアプリオリに近い感覚という気がする。

人は、なぜ分別がつくようになるのか。
それは人以外も同様なのか。

そもそも、自分って何だろうか。
自分がいなくなることがあるだろうか。

そんなことは自分には想定できないし、
いなくなったら世界が終わってしまうのかどうかなんてのも
実のところどうもよくわからない。

物理的には、生物というのは一生を終えると
別の物質に分解され、大抵は別の物質に再構成される
なんてことは、わかっちゃいるわけですが。

しかし、大体世の中自分の思うようにはいかないもので、
やっぱり他人も、世界も、とりあえず自分ではないんだろう。
こう書くと、やっぱり頭おかしいみたいだな。

でも、何でこんな原材料費1000円もしないような有機物の塊に
自分、私、みたいな意識があるんだろうと考えると、
変な気分になってくるわけで。


ちなみに、最初に書いた1ドット線が入っちゃったLCDは
23型ワイドで18,800円の品(多分、同等品の中では安い方)。
保証期間内で修理はタダなんだけど、送料は自腹。

本体は当然、送料すら“私”より高いんだが!
(そんなものはいくらでもあるけどネ)
送るべきかそのまま使うべきか。

実使用上特に問題ないレベルのドット抜け線なんだけど、
新品てことで初期不良っぽいのが悔しいんだよなぁ。

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November 13, 2009

事業仕分け?

病気とは、現世に張られた見えない弾幕のようなもので、
我々生物はそれをかいくぐって何とか生きている。
或いは、何度かその凶弾に倒れてはいるものの、
残機があるだけ個としての精神は延命されている。

この理屈が理解できた人、結婚してくれ。


さて、ミンス流の事業仕分けが始まってますね。

一般にも公開され、ネット中継もされて
ムダとされる事業の可否を議論するということで、
ある意味、国政のガベージコレクション的役割を
果たしてくれるのかな?などと、淡い期待を持って
見守ってたんですが。

ここまで見た感じ、ひとことでいうと
これは「ママゴト」ですね。

まず第一に、やっぱりミンスの格好つけポーズにしか
なってない、そうとしか思えない理由が、
高速道路無料化とか、子ども手当てとか、そのあたりが
仕分け対象に入っていないということ。

マニフェストに書いておけばムダではないんですかね。
議論しなくて良いんですか。

というところから始まり、「仕分け人」たちの態度が、
最初から「不要だ」という結論ありきで臨んでいる、
あのマエナントカ国交相の分身みたいな人が集まってる感じ。

府省の担当者も担当者で、大体説明が要領を得ないし、
その事業が必要だと説得するには、力不足というか、
材料不足という感想をもたざるを得ない。

これじゃ、私たち大衆ですら首を傾げたくなるし、
まして上のような姿勢でいる「仕分け人」たちには
杯水車薪というか、馬耳東風というか、牛の角に蜂というか。

そもそも、この仕分け対象に選定された事業というのは
不必要、ムダだろうということで選ばれたという経緯もあり、
基本的には切る方向の話にはなるんだろうとは思いますが。

その前に、この仕分け対象の選定基準が明確でない。

ざっと眺めてみるに、その成果がみえにくい、
或いは、切ってもあまり当たり障りがないだろうと
見込まれる事業が選ばれている感じ。

ゆえに、担当者も説明しづらい、成果や結果が出せないので
説得力がないということになるんだろうなと。

でも、だからといって安易に止めてしまって良いのか。

結果や成果がみえにくいからこそ、
綿密な現状調査と、実際の事業の現場と、それらを踏まえた
深い議論が必要になってくるんでしょ。

であるのに、今回行われている事業仕分けは
1事業につき、たった1時間しか議論されない。

しかも、というか、そうして時間が無いために
担当者も仕分け人も相手の言うこともほとんど聞かず、
とにかく自分の言いたいことしかいわない。

水掛け論ですよ。

こんなんじゃ、事業仕分けというより、
府省対ミンス(と、その仲間たち)の単なるトークバトル。

これ、なんていうしゃべり場?
(ちなみに、私はあの番組、好きになれなかった。)

ミンスは、英国の政治手法をかなり好んでいるようだけど、
その英国の事業仕分けというのは、仕分け対象事業の選定にも
1年以上かけて議論されたという話。
当然、仕分け作業自体はもっと時間をかけてるでしょう。

それが、ミンス政治の場合、何だかよくわからないうちに
いつの間にか447事業選定されて、たった1時間の話し合いで
廃止や見送り、或いは大幅見直しなどに追い込まれてる。

というか、最初から切るつもりなんだけど、
いきなり切ったのでは国民の理解を得られないだろうから、
とりあえず「事業仕分け」というポーズをとってから、
議論したという既成事実をつくって削ろうということでしょ。

今回選定された事業の中には、
スパコン開発やIT技術系の学術研究や開発関連の予算も
いくつか含まれてるんですが、成果がみえづらい、
直ぐに産業につながらないようなものは、
不要不急という理由で、十中八九削られるでしょう。

でも、学術研究なんてのは、だいたい不要不急なんだよね。

でも、削っても生活に直接響かないということで、
仕分けやる側にしてみれば、一番切りやすい対象。

他にも、地方の予算とか、国防や外交に関わる予算とか、
シロウトが寄って集ってたった1時間で決めてしまっていいのか?
という事業も何点か。

事業仕分けという手法自体は、悪いとは思わないですよ。
実際それで成果を上げている国や自治体もあるしね。

ただ、今回のミンスのは、どうもいただけない。

自分らで予算を膨らましておきながら、
その膨らんだ当の原因を仕分け対象に入れないで、
つまり、切りたくない事業は聖域においといて、
切りたい事業だけを結論ありきで槍玉にあげる。

これは「事業仕分け」とはいえないでしょう。

途中段階で感想をいうのもどうかと思ったけど、
その途中経過も目に見えるものとしてShowされているので、
とりあえず、今の時点における感想を書いてみました。


ところで鳩さん、今日はオバマさんと会えてご機嫌みたいだけど、
彼の内閣支持率は50%後半あたりまで下がってるようね。

それでもまだ高いんだけど。

てか、マスコミが実施してる世論調査なんてのは、
そもそも全幅の信頼がおけるわけじゃないからなぁ。

今は見守ってる段階なのかもしれないけど
鳩さん、会見やら答弁やらで怪しげな発言を連発してますよ。
それをマスコミがほとんど騒がないのはどういうわけですか。

麻生さんのときは、漢字読み違えただけで大騒ぎしてたのに。


どうも、今の日本、おかしい。
そう思うのは、私の頭が古いせいなんだろうか。

ああ、おかしいのは私の方ですか。そうですか。

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November 10, 2009

昔話

ベルリンの壁が壊れてから20年だそうです。

20年て。

あれは、結構自分の記憶の鮮明なころの出来事で、
20年前の話を普通にできる歳になってしまったんだなぁ
と、ニュースとは別な方向に感慨を覚えてしまうのです。

だってね、自分が小学生とか中学生とか
そんな頃に両親や祖父母から聞かされる昔話といったら
大体20年前とか、せいぜい30年前とかだったんじゃないか。

つまり、“昔”という言葉がまさにその通りの時代の話を
自分自身が語れる歳になってしもたってことですよ。

子供の頃は、大人ぶって得意げに「昔」という言葉で
自分の体験を語ってたりしたもんですが、
子供が「昔さぁ」とかいったところで1、2年前がいいとこで、
そんなの昔でも何でもねーよって話ですよ。

本当は、もっと過去、明治時代、江戸時代、旧石器時代、
さらに中生代、古生代、先カンブリア期とか、ビッグバンとか
そんな頃の話を“昔”というべきなのか。

一般的に、“昔”と呼びやすい、違和感ない期間というのは
どのくらいなんですかね。

「まんが日本昔話」とか、ああいう話の時代というのは
大体江戸時代あたり、それ以前の話が多い感じだったので
そのへんが一般的な“昔”なんだろうか。

でも、明治時代、大正時代とかでも、十分に“昔”だ。
昭和になれば、だんだん近代、現代という感じがしてくるけど、
今じゃ昭和でさえ昔でしょう。

日本の場合、第二次大戦前後で時代を区切る習慣もある。
マスコミなんかは「戦前」、「戦後」という言葉を好んで使うし、
実際その前後で国の内情は一変してるしね。

私の親世代になると、多分「戦前」がいわゆる“昔”で、
戦後は自分たちの時代、つまり現代、今!ということになるのか。

私たちにしてみれば、戦後でもまだ“昔”。

その時代の文化というものを感じられるようになって、
社会の中の自分の位置というものを考えられるようになってきたのは
大体1980年代後半から1990年代ってところかなぁ。

ベルリンの壁が壊れたのは、ちょうどそのへんなのね。

そして今年は平成21年。来年は22年。
平成生まれの人も普通に成人してたりする時代なのよね。

冷戦も、ロンヤスも、PC98も、ファミコンも、グリコ森永も、
ロス五輪も、余部鉄橋事故も、フライデー殴り込みも、
千代の富士も、RCカーグランプリも、8時だヨ全員集合も、
おニャン子クラブも、スケバン刑事も、アラレちゃんも、
YMOも、TM NETWORKも、あれもこれもそれも、今は昔。


そりゃ、壁が壊れたのも昔話だわ。

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November 03, 2009

雑記(11月号)

最近は水樹奈々が流行なの?


○すー。すー。

職場で、朝みんなが出勤してきたときに
「すー。」「すー。」という。

いや、「おはようございます。」といっているのだろうけど。
違うな。そういってるつもりになってる?のだろうけど。

その「おはようございま」の部分が声にならない声で、
発声してるのかもしれないけど聞き取れない音量で、
最後の「す。」だけが音として聞き取れる状態というか。

女性は、声も聞き取りやすく、わりにはっきりと
「おはようございます。」
と聞き取れるのだけど。

男性の場合、今さら改めて挨拶もいらんだろうと思いつつ
無言はやっぱり気持ち的に駄目な感じがすることから
わざと小さめな声で挨拶している、みたいな?

で、定時後、みなさんお帰りの際も同様に
「すー。」「すー。」という音が聞こえてくる。

きっと、「お疲れ様です。」「お先に失礼します。」

略して「すー。」

便利な挨拶が発明されましたな。


○データ移行完了

新PCのことは前の記事に書きましたが、
移行ツールを使っての移行作業も無事終了しました。

移行ツールって、アプリのインストール以外は
本当にまるごと環境を移行してくれちゃうんですね。

新PCのデスクトップは何もなくクリーンだったんだけど
移行によって、旧PCのゴチャッとしたデスクトップが
その新PCのデスクトップ上に見事に復活致しました。

再現性が高いのも考えものですね。
いや、全く整理しないで移行した私が悪いんですが。

しかし結局、移行作業に丸々2日かかった。

というか、その半分以上が
旧PCからのデータ吸出しだったんですがね。

データいっぱい入れ過ぎだったかもしれないけど、
そうはいっても7年分のデータですからね。

いや、厳密には、さらにその前のPCからも移行してるので
私のPC使用歴とほぼ同じ期間分のデータということに。

本当は外部メディアに保存しとくべきようなファイルも多々、
というか、もう別に消してしまっても良いようなデータとか
そんなのがほとんどなんだけど。

でも、改めてそういうファイルをみたりすると、
懐かしい画像とか音声とか、パソコン通信時代のログとか、
ネットはじめたばかりの頃のメールやWebページなどもあり、
そういうのってどうも消すにしのびない気持ちになるのよね。

今回、せっかくBDドライブつけたので、
そういうデータはごそっとBDに移しとこうかな。


○コンビニ化

新横浜に引っ越してからはや1年経とうとしてますが、
この街、1年前とはガラリと変わってます。

まず駅ビルが変わったし、駅前の感じも変わったし
ここ数年の中でも一番変化した1年だったんじゃないかな。

以前、新装された駅ビルの1Fに
ちょっと高級志向の食料品スーパーが入ってたんだけど、
それが大体半年くらいで速攻閉店して、
しばらくシャッターが降りてたテナントがあったんですね。

そこ何になるのかなーと思って見てたら、
今日「Fit Care DEPOT」の看板がかかってました。

この店、新横に、しかもそんなに広くない私の行動圏内に
既に2店舗あるんだけど、これ開店したら3店舗目ですよ。

安くて、いろんな雑貨や食品がそこで全部そろうので
かなり重宝するお店ではあるんですがね。
最近は、こういうコンビニ的な営業形態が流行るのかな。

こういうドラッグストアのコンビニ化の流れもあるし、
ヤマダかどっかの家電店まで、食品雑貨なんかを扱うらしい
みたいな話を、こないだWBSでやってたなぁ。そういえば。

その一方で、古き良き専門店は縮退傾向にあるとかで、
それも何か寂しい話です。


○ヤジ

民主党政権になって、初めての国会が始まる際、
例のラリホー所信表明演説があったわけですが、
そのときの身内の野次が酷いと、小泉次男くんが
苦言を呈しておりました。

初国会で、初々しい彼にとって
あまりに下品なオヤジどもの言動に驚いたんでしょうね。

議会での敵方へのヤジ応酬というのは
日本の国会に限った話じゃないようなんですが、
それにしても“大人げない”。

ヤジりたい気持ちはわかるけど、おそらく人間社会で
人間が最も大人の言動をとらねばならないであろう
議会という舞台で、ガキんちょ丸出しな言動をとる
ってのは、どうなんですか。

伝統か何か知らないけど、あれは早々にやめた方が良い。
ヤジることに何の利もないですよね。

進次郎くん、その慣習が変だ、おかしいと思う気持ちは
ずっと忘れないようにしてくださいね。

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November 01, 2009

新PC

新PCがやってきました。

今のPCをつくったのが、過去の日記をたどってみると
大体2002年から2003年あたりの話のようなので、
6、7年前ということになりますか。

昨今のハードウェアの、ソフトもだけど
その更新サイクルをみると、6年前のPCというのは
やっぱり前世代を通り越して前々世代、あるいはもっと
かなりレガシな部類の機械ってことになりそう。

早速その“おニュー”(死語)のPCを動かしてみた。


もうね。絶句。

早いし、静かだし、いろんなものはサクサク起動するし
ニコ動とか今までCPU100%がざらだったのに、
ちょっと重めの動画を開いても10%いくかどうか、みたいな。

なるほど。

こういう昨今のコンテンツは、最低スペックを謳いつつも
基本的に昨今のハードウェア性能をもってご覧ください
ってことなんですか。

最近は、前世代でも、Dual Core な CPU なんて当然しょ?
なんて認識なのかも。

仕事柄、私らのつくるクライアントソフトなんてのは
古い機械でもそこそこ快適に動作することが求められるんだけど、
そこを基準に新しいコンテンツ分野も見ちゃいかんのでしょう。


で、具体的にどういう性能になったかというと。

○CPU → Intel Core i7 860(2.8GHz。4コアでそれぞれHT)
○メモリ → 4GB
○GPU → GeForce GTS 250(メモリ2GB)
○HDD → 64GBのSSD + 1TB
○光学ドライブ → BD-RE/CD/DVD-ROM,RW,RAM,VIDEOコンパチ
○OS → Windows 7 Professional(32bit)


ちなみに、今のPCはどうかというと。

○CPU → Intel Pentium 4(3.2GHz。一応、HT)
○メモリ → 512MB
○GPU → GeForce 6600(メモリ128MB)
○HDD → 3ドライブ合計で200GB程度
   (前回100GB程度と書いたけど、20GB→100GB換装してた)
○光学ドライブ → CD/DVD-ROM,RW,RAM,VIDEOコンパチ
○OS → Windows XP Professional

まず、CPUが、何世代も飛び越えてます。
そりゃ雲泥の差が出るよね。

クロック数は現行Pen4の方が大きいけど、シングルコア。
一応、HT対応してるので、擬似的に2スレッド動作ですが。
(OS側からは2コアにみえる)

対するi7は4コアで、それぞれのコアがHT対応してるので
8スレッド(擬似8コア)なんですね。

PS3のCellが8コアスゲーとかいってたのに、
擬似とはいえ、PCも当たり前に8コア時代ですよ。

今のIntelの最高グレードでいえば、i7 960なのかな?
そっちのがクロック数が高いみたいなんだけど、
これも値段がだいぶかわるので、そこまではいい。

ちなみに、最近出たCore i5というのは、
i7と同じく4コアなんだけど、HTがはずされているので
ソフト的にもそのまま4コアなんですね。
(その分廉価であると)


で、メモリ。

現行が1GBにも満たない環境だったことを考えると
まぁ、今回の速度アップも宜なるかな。


GPUは、私はPCでゲームとかあんまりやらないので
あまり高性能でなくてもよかったんだけど、
今後のマルチメディアの発展みたいなことも考えて
ちょっと良さげなものをつけました。

今の GeForce の最高グレードは GTX なんだけど、
それを選ぶと値段が1万~2万くらいかわってくるので
ちょっとだけ妥協。(とはいえGTSは十分な性能のはず)


HDDは、今回メインにSSDを持ってきた。

これだけで、OSの動作がかなり速いし、
何せディスクの駆動音がないので静か!

データディスクは従来通りHDDですが、
これも容量は大幅アップで、今までのより静かです。

データ保存するときはHDDにアクセスするんだけど、
作業は全部SSD上になるので、基本的にHDDの音は皆無。

というか、メモリが大容量になったので
仮想メモリへのスワップということ自体が発生しない。
今のところね。


で、光学ドライブは、Blu-ray 書き込み機能をつけた。
これが大きな違いかな。

DVDが各仕様に一通り対応してるというのは
現行PCもそうなので、そこは変わらず。

まぁ読み書きの速度とかは、
よく見てないけど現行のよりは速いんじゃないかと。

そういえば、最近、光学ディスクの何倍速ってのは
あんまり気にしてみなくなった。
前は、3倍速、6倍速とかで「すげぇ」とかいってたのに。

今は24倍速とか?シャア専用どころじゃありませんね。


そしてOSね。

これが今回PCを新調しようと思ったきっかけなわけですが。
まんまとゲイツの罠にハマってあげました。

Windows 7 ですが、見た目はほとんどVistaですね。

XPとは違うというのは一目瞭然だけど、
(使い辛さに定評のある)Vistaとの違いがあまりない?
ようにもみえる。

大きな違いは、内部実装ですね。

もちろんUIの改善もいろいろあるようだけど、
Aeroの描画も、VistaではMILという特殊な方法でやってたのを
7 ではDirectXを使った描画に変えてあるのだとか。

これだけでメモリ消費量がだいぶ落ちてるようです。

てか、個人的にはAero機能あんまりいらないんですが。
使ってれば、そのうちこれが普通になるんだろうか。

すでに従来のWindowsになれてしまってる私らは
Vista以降の新しいUIに違和感を感じるんだけど、
PCをこれからはじめるという人にとっては、
確かに、VistaのUIの方が直感的にわかりやすいかもね。

あと、まさにだまされたのは、XPモード。

OSが変わって動かないハードやソフトは
XPモードとやらがあるなら、そっちで動かせばいいだろう
なんて甘い考えだったんだけど、
このXPモードというのは、実は仮想PCなんですね。

要は、XPのエミュレータ。

なので、デバイスに依存しないソフトはOKなんだけど、
デバイスが絡んでくると、およそ動かないっぽい。

そのデバイスがUSBなら大体大丈夫みたいだけど、
PCIとかに挿してるやつを制御する系のソフトは駄目ですね。

いや、無理やりやれば駄目なことはないけど、
正式な、お作法に沿った動かし方ではなくなる。

Vistaのドライバがある場合はそれを使えば動く、とか、
中にはOSを判定してインスコからできなくしてる
ソフトとかもあるんだけど、それも
デバイスマネージャから更新インストールするとか
ウラワザを使えば入れられなくもない、とかね。
(実際、それである程度動く)

ただ、Vista以降のOSにはないAPIを使ってるようなソフトは
ほぼ駄目ですね。

今回の私の例でいえば、TVキャップチャボードなんですが
アプリまではXP用のを無理やりインスコできたんだけど、
DirectShowが古い!って怒られて、肝心の絵が出ない。

いや、古いんじゃなくて、新し過ぎるんだけどね。

キャップチャボードはアナログのやつなんで
いずれ地デジ対応に変えようかと思ってるんでいいんだけどね。
BDもつけたので、そっちから取り込みでも良いし。


んで今は、現行PCから新PCへデータ移行作業中です。

Windows 移行ツールというのがあって、
これがプロファイルからデータから何から丸っと移行してくれる
とのことで、それを使って現行PCからデータ吸出し中なんだけど、
これが昨晩の20時くらいからはじめてて、翌日昼過ぎの今現在も
まだデータ吸い出してます。


そして、完了までの予想時間が現時点で22時間!


おいおい、終わるの明日の昼ごろかよ。

これなら普通にIDEケーブルでスレーブにくっつけて
ファイルコピーの方がはやかったかも?とも思ったけど、
想定容量が100GBを超えてるので、そのくらいになるのかな。

ファイルコピーじゃプロファイルがコピれないし、
一応、MS殿ご指定の正規の手順でやっときますか。


PC新調すると、もうこれが一番面倒いですね。

あとデータだけじゃなく、
現行PCに入れてたソフトも新PCにインスコしないといかんし、
しかもその中にはWin7で動かないものもあるだろうから
その対応や代替ソフトとかも探していかんといかんし。

さらに私の場合、現行のハードを新PCへ移行できないかと
昨日1日、PCをバラしたり組み立てたりしてる段階で
現行PCが起動しなくなったり、勝手に再起動が現象再発したり
いろいろあって、もうかなり疲労困憊。

でも、やっとこれで快適にニコ動が見られるぞッ!
(そこかい)

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