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December 02, 2006

男女の領域

先週、今回私を雇っている会社からテスタさんが来たんだけど、
その人は今年新卒、新入社員で、
私みたいに野良ではなく、プロパーの人でした。

女性だったんだけど、
まぁ、専門は何?とかありきたりなことを聞いたら、
情報系の学部だったとのこと。

「へー、女性なのに理工系だったのね。」

そこから話は展開して、
最近の社会は女性の方が強いよねぇ、ということをいったら、
特に反発もされず「そうですね」だって。

「男性は、女性と違って逃げ道がないから大変ですよね。」

「どういうこと?」

「女性は時期が来たら仕事やめるっていうのもアリじゃないですか。
 男の人はそういうのができなさそう。。。」

男はつらいよじゃないけど、
確かにそういうところはありますわね。

特に家庭とか持ったりすると、ヘタに仕事やめたりもできないし、
自分のやりたいことばかりもやっていられない。

実は、この言い分は、
かつて社会で男性が優位に、女性が劣位に扱われていた
要因でもあるのだけど。

つまり、女性は、いつか子供ができたら、
どうしても戦列を離れる必要があるのであって、
そうでなくても女性なら毎月あの日があるわけで、
やっぱり安定して第一線で働けるのは男性だろう、
という偏った見方があったわけです。

でも、最近の社会は、
そういう女性でも働ける環境づくりをしようということで、
男性の(少なくとも私の)目から見たら、
随分と女性贔屓な世の中になったものだと思うのです。

電車に乗ればほぼ女性専用車両つき、
いろんな店や施設のレディースデー、
(メンズデーなんてのは聞いたことない)
そんなのなくても、現代の女性は十分に強い(と思う)。

というかね。
今の世の中、女性が男性化していませんか。

昔、古い考え方の日本では、
それは男のやることだ、それは女のやることだ、
みたいなことをいうことがあったじゃないですか。

男のやることに女は口出しするなっ!

みたいな。

そういうのは最近なくなってますよね、と。
女の仕事といわれていた掃除、洗濯、料理なんかも、
今は男だってやって(やらされて)ます。

その流れかどうかはわかりませんが、
家の外に出て仕事をする、働くのは男性のやること、
だったんだけど、今は女性も外で働いている。

お互いの領域にお互いが平等に進出してこれるのなら、
それはその両者の垣根が外れてきているということで、
良い方向だと思います。


ただね。

実際の今の成り行きをみてると、
どうも、女性が男性領域に入ってくるのは全然OKだけど、
男性が女性領域に入ってくるのはNGな部分があるくさい。

ちょっと前まで、コンピュータとかTVゲームとか漫画とか、
そういうのは男の子の遊びだったと思うのだけど、
最近は女の子でもそういうものに興味を持つようになっている。

うん。それは全然OK。

でも、以前の女の子がそうしていたように、
男の子が人形遊びしたり体にアクセサリつけたりしてると、
そういうのは大抵ダメ出し食らう。

例えば、快活で爽やかで運動神経が良くて、
髪形もショートだったりみたいな女性は、
ボーイッシュとか呼ばれて、むしろ良いイメージであると。

例えば、おしとやかで物静かで、
長髪だったり言葉遣いも女性言葉みたいな男性は、
女々しいとか、もっとしっかりしろとかいわれて、
悪ければオカマ呼ばわりであると。

若い女性同士の会話をきいていても、
「うぜー」とか「はらへったー」とか「そんなやついねーよ」とか、
普通に話してるもんね。

昔は「ハシタナイ!」と諭されたと思うんだけど、
最近は許容されてるってことは、
もうそういう文化で定着してきてるってことでしょう。

いや、私は別に女っぽくなりたいわけじゃないんだけど、
一般的に、そういう状況を棚に上げて、
女性劣位を声高に叫ぶフェミニストってどうなんだ、
と思うわけです。

最近、男女格差指数の世界ランキングが出ていて、
その中で日本は79位と、
まだまだ女性は認められていない国である、
という結果だったみたいなんですが、
それは、女性の政界進出率が低いことによるらしいのですな。

つまり、女性の意見が社会に反映されにくい国、
という風に見られたのでしょう。

どうなのかな。

日本では、単に、
女性が政治に興味を持たないだけなんじゃないか、
と思うんですけどね。私は。

というか、わざわざ政界に乗り出さなくても、
女性の意見は今でも十分通りやすくなってると思うんですが。

それとも、私が知らないだけで、
今でも「女性だから…」みたいな偏見があるところって、
どこかあるんだろうか。。。

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