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September 14, 2006

友達

よく日常の雑談で、自分以外の誰かのことを語るときに、
その人のことを「友達」と呼ぶ。
そんなに親しくなくても、ちょっと話したことがあるだけでも、
とりあえずその人を知っていれば「友達」と呼ぶこともある。

「オレの友達の話なんだけど…」

「あたしの友達のカレシが…」

などなど。

ところで、
実は私は、あまり「友達」という言葉を使わない。

知っているだけ、或いは、数回話したことがあるだけの人なら
「知っている人」というし、
職場の人であれば「同僚」とか「仲間」などという。
また、ある程度親しくなっても、
その人を「友達」と呼ぶことはあまりなく、
例えば「知り合い」などという。

私が「友達」と呼ぶ相手は、かなり限定されている。

そうでなくても、
おそらく私は、世にいう「友達」は少ない方だと思う。

私は、どちらかといえば微妙に冷めた性格だし、
あまり人にフレンドリーでもないし、好かれようともしてないから、
まぁ、なるべくしてこうなったのだけど。

さらに上のような事情だから、
私自身が「友達」と呼ぶ人は、もう片手で数えられる程度しかいない。

そんな私の友達がひとり、
昨日亡くなったとの知らせが入った。


その彼は中学生時代からの友達で、同じ高校に進み、
進んだ大学は違ったけど、2人とも上京したので、
大学時代はずっと付き合いがあった。

その後社会に出てからも、
彼が東京にいる間はしばらく交流があったが、
数年して彼は実家の鳥取へ帰っていった。

その後は鳥取で1度会ったきりで、
お互い忙しくなったこともあってすっかり会ってなかった。

彼と出会ったのは中学時代、
同じ進学塾に通いだしたのが最初だった。

その頃は勉強はどうでもよくて、
休憩時間に、夜中に友達と遊んでいられることが楽しかった。

といいつつも、お互い県内ではトップクラスの進学校へ進み、
(といえど全国では大したことないと思うが)
高校時代も付き合いは続いた。

そして大学へ進み、
私は神奈川の平塚、彼は東京の立川というところに住むようになったが、
彼は精力的に私の家へ遊びに来ていた。
遠いのに、ホントうっとおしいと思えるほどしょっちゅう来ていた。
で、私は大学1年にして中古ながら車を持っていたので、
彼を立川まで送り届けるのは、結局私だった。

彼は、大学に2年ほど通った後、突然ニュージーランドへ留学していった。
まぁ英語が好きだったので、
向こうへ行ってもやっていける素養はあったのだろう。

留学中も、ミーハーに手紙のやりとりをしていた。
いわゆる文通である。
当時、インターネットもまだあまり普及してなかったし、
まして彼はPCなどには全く無頓着であった。

留学したのは確か1年ほどだったかな。
日本へ帰ってきてからは、学校にも行かず、ずっとバイトをしていたようだ。

私は大学を卒業し、とりあえず就職した頃、
彼はバイト先でイイ娘をみつけて、
そのままその人と結婚し、実家へ帰っていった。

一度、鳥取に帰ったときに彼女にも会った。
そのとき、そのお腹にはひとりできていたようである。

その日、久々に鳥取市内を2人でドライブして、
いつかのんびりできるときに、どっかで飲もうという話をした。

そして、それ以来、全く彼に会わなくなった。。。

あれから何年経ったか。
5年くらいかな。

今朝、職場に着いたところで携帯が鳴った。
実家の母親からだった。
普段、職場では実家からの電話なんか出ないのだけど、
今日に限って何故か出た。


 「○○くん、亡くなったんだって…」


突然過ぎる知らせだった。

正直、今日は一日仕事が手につかなかった。
PCでは開発環境を開いて職場の目をごまかしつつ、
頭の中は、そんな彼との大量の記憶が轟々と回り続けていた。

亡くなったのは昨日。急性心不全とのこと。

少なくとも私よりは健康だと思ってたんだけどなぁ。
まだそんな歳でもないだろうに、世の中分からないものである。

葬儀にはうちの母親に出てもらったが、
彼の奥さんはずっと泣きふせっていたとのこと。
子供も2人いるので、これからかなり大変だろうと思う。

実は、今までも、私の同級生、或いは知っている人が亡くなった、
という話を何度か聞いたが、
ぶっちゃけ、「そうなんだ…」程度にしか思わなかった。

しかし、今回は、ちょっと堪えた。
この歳で友達を亡くすなんてことは想定外である。

その友達の葬式へも行けないのが実に悔しい。。。


今はとにかく、彼の冥福を祈るのみです。


近いうちに線香でもあげに帰らないとなぁ…。

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Comments

お友達のご冥福を・・・

就職で実家を離れてから会えてない友人がいます。このまま縁遠くなってしまうのかなって思ったりしてるけど、やっぱりまた会いたいなぁ。

実は仕事辞める事になりまして、近く境港の実家に戻るつもりなんですよね。久しぶりに悪友の顔でもみようかな。

Posted by: おも | September 17, 2006 at 05:05 PM

私もまさかこの歳でこういうことになるとは思ってもなかったです。なくしてからいろいろ思ったり後悔するんだけど、こういうことは先に立たずですね…。

おもさんは実家に帰られるんですね。とりあえず、お疲れ様でした(かな)。のんびりできるようなら、古いお友達に会って飲んだりしても良いかもですね。

Posted by: 月影 | September 17, 2006 at 08:50 PM

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