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August 12, 2006

戦争をなくす方法

今日は次の仕事の面接があったのだけど、
話を聞く限りでは、よくわからんかった…。

とにかく、開発メンバが足りないからなんとかしてくれ的な感じで、
そういうところって、大体既に火事になってるケースが多いよなぁ…、
などと思いつつ、
とりあえず盆明けくらいにまた話をしようということに。

ええと、今回はそういう話ではなく。。。

面接があったおかげで今日はいつもより早く帰宅することができて、
家についてテレビをつけたら、日テレで、
「太田光の私が総理大臣になったら」
という番組をやっていたのです。

そこで、
「アジア諸国共同で第二次世界大戦についての歴史教科書をつくろう」
という法案が通るか否かという議論をしていたんだけど、
まぁ、議論の中身としては「あの戦争はどうだったのか」という話で、
太田光がかなり熱く持論を展開してたのが印象的でした。


戦争はやっちゃいけない。

戦争は人を殺すし悲しみや憎しみしか生まない。
そんなことはみんな分かってるし、
なるべくそれは避けるべき選択肢であることは、
人類が共通に持っている常識で一致するはずです。

それでも戦争をしてしまうのは、
人間の感情が合理的な理屈だけでできていないから、でしょうよ。

頭で分かっていても感情はどうしようもない。

ゲームやっててコンピュータにしてやられてえらい悔しくて、
コントローラを床に叩き付けたら壊れる可能性があることは理解しつつも、
なお悔しさややり切れなさの方が理性を凌駕して叩きつけてしまう、
あの感情と同じです(という喩えでわかるか…)。

まず、人間というのは、それをやってしまう生き物である、
という前提があることを認めなければならないのであって、
その上で、日本が60年前にやってしまったアレを、
今どう始末をつけるのか、という話になるわけですよ。

明らかに、あのとき日本がやったことは悪事です。

それを、今でも許せないと思っている、
中国を筆頭としたアジア諸国。

それは、あの時代に日本がそれらの国に対して行ってきたことを考えるなら、
当然の心理ではあると思いますが、
それにしてもあまりに徹底した反日教育というのが目立っている。

今の中国の若者なんか、戦争を知らない世代のはずなのに、
まるで自分たちが当時の虐待を食らったかのような物言いをする。

あれは何故か?ということの理由で、
こんな言説を目にしたことがあります。

まず、アジア諸国(特に中国)は、日本を絶対的小国だと思っている。
対して、自国は当然その小国なぞ問題にならない(絶対)大国だと思っている。
(中国なんか、世界の中心に咲く華(はな)と銘打っているくらいだから)
その自国が、小国であるはずの日本に屈辱の極みを浴びせられたと。
そのプライドの傷つき方は並みではない、という話。

日本は、末代まで渡ってこき下ろすべき国だという国家的心情が、
かなり根強く続いているということなのでしょうかね。

中国人も、今の日本人が基本的には何も害はないことは、
多分頭では理解していると思うんですよね。
まして、日本が主導で第三次世界大戦を起こすなどとは思ってないでしょう。
(思っている人も多少はいるでしょうけどネ)

それでも、日本を毛嫌いしているのは、
絶対大国、絶対小国の話ほど極端でないにしても、
おそらく感情によるところが大きいと思う。

戦時中あんなにヒドイことをしてきた国が、
今は先進国と呼ばれる国の一員といわれてのし上がっていて、
経済産業技術あらゆる分野の第一線に立っていやがると。
これは、やられっぱなしの国にしてみれば実に面白くないはずです。
(欧米諸国も、当時敵国だけど、日本に勝ったから恨み解消済み。)

あわよくば、
いつか日本に一矢報いてやりたい、という感情がくすぶっている…。

問題はここなんですよね。

やられたらやり返さないと気がすまない。
やり返すことで得られる利益は全くないと分かっていても、
感情的にはそれをやらずにはおれないという人間の性です。

そういう意味で、
世界は、合理性や理屈ではなく、感情と欲求主導で動いていると思う。

政治的な理屈は、
感情を実現させるためのもっともらしい後付理由に過ぎない。
そういう欲求を実現する理由になるものだけ採用して、
そうでないものは切り捨てて無かったことにする。

これって、実際、人間の基本的な行動パターンだと思いませんか。

自分の立場を良くしたいという感情が働くのは当然で、
そうでないと、人間は多分生きていけない。
自分は悪者だと(口ではいっていても)本当に思って生きている人はいないでしょ。

そして、この人間の行動パターンは、
イコール、人の集合である国家の行動パターンにもなっている。
あらゆる諍いの原因は、ほぼコレに集約できます。
宗教なんてのも、後付け理由に過ぎません。


じゃあどうすればいいのよ。
それじゃ、人に感情がある限り、戦争はずっとなくならないじゃないか。


思うに、
みんな、もうちょっと礼節があって、もうちょっと頭がよければ、
戦争という結論にはならないと思うんだよね…。


要は、もうちょっと考えて行動しようよってことです。

頭にきてコントローラを床に叩きつけようと思ったその瞬間、
それをするとどうなるか(可能性)を考える心の余裕を持てるかどうか、
ということになりますが…。

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Comments

んにゃ。
戦争は政治の手段であり、政治は経済の手段です。(笑
餓鬼にも分かるほどに経済的な不利益が極端に大きいと感情を除外して戦争はおきません。
いわゆるエントロピー増大の法則。
(物理は人間社会においても共通の真理。経済成長を始めたばかりの国家を「餓鬼」と形容しております。(笑))

Posted by: たまぞー | August 12, 2006 at 07:37 PM

という話をするなら、感情も、エントロピー増大の法則に従ってるのでしょう。心のエントロピーについて、何が小さい状態で大きい状態か、という公準が浮かぶか。

…って、そういう話か(笑)

Posted by: 月影 | August 12, 2006 at 10:58 PM

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